スタークリエイツでは、「漫画」ではなく「マンガ」という表記を使っています。
一見些細な違いに見えるかもしれませんが、私たちがどんな姿勢で仕事に取り組んでいるかを表す、大切なこだわりの一つです。

「漫」という漢字がもつ意味

「漫画」という言葉はもともと中国に由来し、「漫然と描かれた絵」、つまり、自由気ままに描いた風刺画や戯画のようなものを指していたとされています。
「漫才」「漫然」といった言葉に見られるように、「漫」という字には「ふざけた」「真面目でない」「集中していない」といった意味合いも含まれていて、
ビジネスの現場で用いるには、少し相性がよくないと私は感じています。

「わかりやすく、楽しい」ことは、成果につながる

私たちが提供している「業務用マンガ」は、ただのおもしろい絵や飾りではありません。
企業や現場の中にある、大切な想いや情報、複雑な手順や理念を、誰にでも伝わる形に変えていくための表現手段です。

私は、ビジネスというものは本来もっと「わかりやすくて、楽しい」ものであるべきだと思っています。
そして、そのほうが、結果として人は動き、チームが前を向き、成果が生まれやすくなる——そう信じています。

言葉の選び方そのものが、伝わり方を左右する

私たちの仕事では、「どの言葉を選ぶか」ということがとても重要です。
マンガの中で使うセリフひとつ、タイトルの言い回しひとつで、受け手の反応がまるで変わるということを、日々体感しています。

だからこそ、「漫画」ではなく「マンガ」という表記にも、私たちの意志があります。
それは、日本の文化として育まれてきた“マンガ”というわかりやすい表現技法を、多くの企業の現場で、ビジネスの役に立てていきたいというメッセージです。

おわりに

言葉や表現の細部にこだわることは、ただの自己満足ではありません。
それは、「伝えること」に本気で向き合う技術者の責任だと思っています。

ですから、私たちはこれからも「漫画」ではなく「マンガ」と表記していきます。
わずかな違いかもしれません。
けれど、その違いに込めた想いや哲学は、決して小さくありません。

この記事を書いた人

梅沢 太一
梅沢 太一代表取締役
スタークリエイツ代表取締役

大学卒業後、生活協同組合コープさっぽろに入協し、水産部門を担当後、自社開発のPOS・EOBなどの業務システムの導入・管理を行う。

そのキャリアの中で、「仕事の中で、わかりやすく伝えること」が売上アップやコスト削減に重要な役割を果たすことを実感する。

2017年、スタークリエイツを創業。なんとかコロナ禍を生き延び、2023年、スタークリエイツ株式会社として法人化。